何だこの相場

セッションは仮想通貨は必要なんか？ちう議論から、玉石混淆のNFTにまで及んや。

「NFTは価値が永遠に残ると誤解されとる」
議論は高橋氏の「ビットコインとかWeb3ちう、そもそも何？」ちう問いかけに、仮想通貨取引所の創業者で現役のCEOちう立場の加納氏が答えるトコから始まったちうわけや。

加納氏の説明を要約すると、

ビットコインは仮想通貨とか暗号資産とか呼ばれててお金の話

Web3は技術の話で、ブロックチェーン技術をつこうたサービスとか、ブロックチェーンのインフラそのもんのこと

ブロックチェーンは「消せへんデータベース」と自身では定義

ゆうものになるちうわけや。

ビットコインやWeb3について「投機対象ちう目線のほかに、インフラとしてホンマに価値があるんか」と問う高橋氏に、「Web3が社会の基盤として性交...ひひひ,ウソや,成功するかどうかはまだわかりまへん。（中略）技術的な革新性がある思ってて」「本日この時までにへんかった使い方みたいなもんがWeb3でできる可能性があるんで、（中略）今後そないなアプリケーションが流行っていくと、社会のインフラになりうるんちゃうか」と加納氏。

一方ひろゆき氏は「“消せへんデータベース”というても、NFTの売買やらなんやらのデータは結局会社が管理してん。（ブロックチェーンを使うておらへん）本日この時までと大きな違いはあらへんんとちゃいまっか？」との疑問を投げかけるちうわけや。

加納氏は、NFTには「ブロックチェーン上に直接記録しながら流通してくるタイプ」と、「会社のサーバー内部にデータが記録されとるタイプ」があり、後者は確かに会社が倒産したら取り出せへんリスクはあるんや、とするちうわけや。

ほかにもNFTをめぐる課題の論点は複数に及んやが、ひろゆき氏は仮想通貨をめぐるやまとの法的な利用者保護の強さを認める一方で、NFTについては「仮想通貨のように保管されて、買ったもんが永遠に残ると誤解してん人が結構多い」と問題を提起したちうわけや。

NFTは「所有権」やのうて「所有“感”」
「NFTって何ぞうはんくさく感じるちうわけや。写真とか絵は（オーナーにやったらへんでも）Webで見られはる」

と切り出す高橋氏に、加納氏は「そら絵画も同じ。ゴッホのひまわりは何十億もするけど、見るだけやったら見られはる。そやけど所有しとる感覚＝所有“感”を得たい人は本物が欲しい」と応じたちうわけや。

ひろゆき氏は、加納氏のぬかす所有“感”と所有“権”の違いは曖昧にすべきではおまへんとして、「その所有“権”と所有“感”をごっちゃにして話すの、わい、ちーとばかし詐欺っぽうて好きやないんですわ」と切り込む。所有感を売買するんはええが、NFTに法的な意味での所有権はあらへん。そこを一緒にするとだまんねんことになりかねんという指摘や。

加納氏は改めて、「所有“感”」とあえて表現するんには法律上の理由があるとするちうわけや。

加納氏の発言を引用すると、以下のような内容になるちうわけや。

「民法上の所有権ちうんは、デジタルもんに適用さられへんのやね。『物権』やから、有体物にしか所有権ちうんは、民法上は適用されしまへん。

やから、デジタル上の、なんちうか、ようみなはんいわはるとこの価値があるもんに対して、所有権ちうんは一切認められへんや。

そやけど、所有しとる、なんやかしらオーナーシップを持っとるちう『感じ』を得とるから、しょうがあらへんから『所有権』ちう言葉が使えへんさかい、『所有“感”』ちう風に置き換えとります」（加納氏）

「NFTに対する『所有権』の成立可能性をめぐる法的議論の整理と若干の考察」

その上で、加納氏はNFTをめぐる問題の1つである「何の権利を売買してんかわかりづらい」ちう点については業界として課題感を持っとることも明かす。

「何の権利を売買しとるかが曖昧なんやこれがホンマにや。 （中略）それを見せびらかす権利なんか、商用利用できるんかちうんは、ぜええんぶひとつのこらずご利用規約とかで定義されてんねん。

ご利用規約もしくはスマートコントラクト※で、お互いが合意した状態を作った時に、その権利ちうのが1個1個ていねいに移転されなあかんなんやこれがホンマにんやけど……いま曖昧でやっちゃっとるから、買ったとしたかて、何の権利をもろてるんかがごっつ曖昧」（加納氏）

と、現行法の線引きに言及した上で「やから『だまされてんねん人がおる』ちうんは、まさに同感や」としたちうわけや。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52ae14c1cb05555cfb00044d3c2a6e74548b5e4f?page=2

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