北朝鮮が盗み中国ロシアでは“大量洗浄”「ビットコイン」急騰下の闇経済

きょうび、仮想通貨「ビットコイン」の急騰が続いとる。
　2020年3月中旬をそこにじわじわと価格が上がっとった背景には、新型コロナ下で世界的に投資家が仮想通貨に目を向けたことや、国からの給付金やらなんやらで個人の投資が増えたことがあるんや。

ビットコインは、2009年「サトシ・ナカモト」を名乗る謎の人物によって作られ、ブロックチェーンちう技術によって取引が記録されるちうわけや。ブロックチェーンでは取引の記録が複数のコンピューターによって承認されるため、原則として記録の改竄やらなんやらはあらへん。銀行は不必要で、政府・中央銀行の管理や政策やらなんやらの影響も受けへん。
もともと、ビットコインやらなんやらは国が発行する法定通貨と同じように経済活動で使うことを目指して作られはったが、現在ビットコインが支払いで頻繁に使われとる現場は、主に“地下”にあるんや。例あげたろか、たとえばやなあダーク（闇）ウェブや。

特定のソフトウェア（ブラウザ）をインストールせなたどり着けへんダークウェブでは、違法な商品が数ようけ販売されとる。違法・合法薬物から銃やらなんやらの武器、偽パスポート、きょうびでは新型コロナの偽ワクチンまで様々や。サイバー攻撃やらなんやらで盗まれた個人情報も取引されとる。
米麻薬取締局（DEA）は年次リポートで、米国内と国際的な麻薬取引ではビットコインによる支払いが顕著になっとると報告してん。

専門家らの間で有名なのが、中国の地下銀行システムや。
中国ではアチラ送金の上限が年間5万ドルに規制されとるため、アチラ移住に向けた蓄財やらなんやらで上限以上の送金をするための地下銀行があるんや。いま、このシステムでは、違法な送金にビットコインも駆使されとるのや。

　中国の地下銀行業者は、中国の規制を避けてアチラに送金したい中国人から送金分の現金を預かり、ビットコインに替えて送金。その一方で、アメリカや欧州、オーストラリアやらなんやらで稼いだ麻薬密売業者のマネーロンダリングにも手を貸してん。
こないな風に犯罪の温床になっとるビットコインやけど、価格高騰によってその資産価値もどんどん高まっとる。

世界でいま、もっともようけのビットコインを所有してんは、ビットコインの生みの親で、正体がわからへんまんまの「サトシ・ナカモト」なんや。一説には110万ビットコインをもっとるちう。
　次いで機関投資家向けのビットコイン投資ファンドである「グレイスケール・ビットコイン・トラスト」。64万8467ビットコインを所有してんらしおます。
　3位は中国政府。2020年11月、2019年9月に発覚したネズミ講詐欺事件で押収された19万4775ビットコインを保有してんことが判明したちうわけや。ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は国が、犯罪に使われたビットコインの押収分で「仮想通貨長者」になっとるのなんや。
　その後、4?6位までは民間企業が占めとるが、7位にまた国が入っとる。アメリカ政府や。ウチも中国と同じで、押収した7万124ビットコインを保有してん。

2021/2/19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1830994e1c22e642daacce6226dd81fb60e0a458?page=4

ビットコイン現在 1BTC 6,021,793円 ＊ 110万BTC ＝ 6兆6239億7230万円

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